1976年創業のデザインスタジオ・エルは、長年培ってきたグラフィックデザインのルールを受け継ぎ、Webデザインに踏襲しています。美しいデザインは、来訪者の視点(経験や行動)に立つことを前提とした、数々のデザインルール(レイアウト、配色、グラフィックパーツなど)によって成立します。似たようなレイアウトでも心地よさの違いがあるのは、その視点と職人的なルールが守られているかどうかによって大きく左右されるのです。
それを守ったデザインができれば、要素の多い・少ないに関係なく、破綻のないデザインとして表現できます。細部のデザインにおける全体的影響と、全体を見渡したときの各要素の相互関係のバランスが良質なデザインをつくりあげます。もちろん、論理的な部分だけでなく、個性を生かす直感的な表現も適材適所に落とし込んでいきます。
デザインスタジオ・エルのWebデザインは「木を見て森も見る」をこころがけています。

| 財団法人八十二文化財団 サイトの目的は、「もっと知ってもらう」「もっと触れてもらう」です。ユーザーの使い勝手を最優先に、膨大なデータベースを興味深く見て、調べてもらいやすいようなインターフェイスでデザインをしました |
自動水栓のミナミサワ 製品の特徴をいかに短時間で理解してもらえるかに注力しました。「博士」というキャラクターを用いることでデザインの方向性に芯ができ、ホワイトボードで解説するという演出に結び付けています。 |
| 信州善光寺仲見世通り 味のある手書きイラストをもとに歴史ある商店街と史跡を紹介させていただきました。年配の方のアクセスも考えボタンのサイズを大きくしたり、スクロールできる部分ではポインタを手のひらに変えるなど少しでも操作しやすくなるよう制作しました。 |
サイトのイメージを伝える重要な要素のひとつがキャラクターやロゴマーク/ロゴタイプ。シンボリックなものがひとつあることで、理解度・認知度がグンとあがります。デザインスタジオ・エルでは、個性的なデザイナー、イラストレーターが書くキャラクターがいろいろなサイトで活躍しています。

オープンソースを使ったSNS。ロゴデザイン、Webデザインを担当しました。従来のSNSにつかず離れず、居心地よい空間づくりを目指しました。ロゴデザインについてのコンセプトは「長野の新しいムーブメントである」というテーマのもと、長野を端的に表す山と、その山の向こうから大きな雲=Nが出現し、長野全体を覆っていく、というストーリーをこめています。
www.n-sns.jp/
Webサイトは見た目だけよければいいというわけではありません。Webサイトは、「リンク」で相互のページをつないでいくメディアです。どのページとどのページをリンクさせるかは自由に決められますが、適切に関連づけされていないとユーザーを迷わせたり、メッセージが届かないといった落とし穴にはまってしまいます。せっかく見栄えもよく実用性のある情報が掲載されていても、目的のページにたどり着けなければ意味がないのです。「使ってもらって」こそのWebサイトですから、使い勝手がよくなければいけません。
そのサイトのターゲットユーザーはいったいどうやって目的のページにたどりつくのか、どんな知識や経験を持っているのだろうか、ユーザーの立場に立った目線でサイトの使いやすさを考えていきます。たとえば、ある情報に対して「分野」、「位置」、「時間」、「音韻」といったカテゴリに分けて考えたりすることも必要です。ユーザーがサイトの構造を意識しなくても、自然と目的のページにたどりつくような相互関係を作ることが重要だといえるでしょう。
どことどこの情報がつながっているのか、目に見えないけどそのつながりを無意識のうちにユーザーに学習してもらえるような細やかな気配りが、Webクリエイターとして大事なことだと思っています。それから、使いやすいサイトであることはもちろん、「居心地の良い」サイトづくりを目指しています。
| 目的のページに たどりつくまでの効率 |
目的のページにいかに少ないクリック数でたどり着けるかを検証します。目的のページにたどり着けないサイトは“無きに等しい”といえます。また、情報の優先順位がはっきりしていないサイトは、到達率が低くなってしまいます。 |
|---|---|
| サイトの目的に 合っているか |
サイトの目的・ターゲット・ゴールにあったデザインになっているかを検証します。 |
| 迷わない設計に なっているか |
サイトの設計に一貫性があり、操作に迷わないかを検証します。たとえば、ナビゲーションの使い方が直感的に理解できるかどうか、また、情報設計がしっかりと構造化されているかも重要なポイントです。 |
| いま、どこにいるのか 認識できるか |
どのページにいても、常に自分がどこにいるのかがわかるような設計が必要です。 |